阿蘇地獄
阿蘇地獄(野湯)
私が愛読している、大原利雄氏著「誰も行けない温泉 最後の聖泉(小学館文庫発行)」に”阿蘇地獄”なる所が掲載されていた。
「果たして阿蘇の一体どの辺なのか?」と本を読んで見ると・・・「何や、地獄温泉の源泉地帯の事かい。」
ならば探すのは簡単そう。
とりあえず、地獄温泉清風荘の敷地内に入る。
敷地内に入って暫く進むと北の方に延びている山道があるのでそちらに進む。
すると山の麓に噴煙が立ち込める光景が現れる。
更に進むと宿の源泉らしきものが現れるが、これは激熱で入れたモンじゃない。
前述の大原氏はこのお湯が流れ落ちている湯川の方へ下ったと書いてあるが、この湯川は逆に冷たすぎた。
やはり12月に訪れたのは無理があったか?
しかし、ここで引き下がるわけにはいかない。
ここで私は逆に噴煙立ち込める上の方へと向かった。
すると一番奥のほうに丁度適温の所があるではないか。
泥の底から熱いお湯が所々出ているが贅沢は言っていられない、早速マッパになる。
寝転んで入るのに丁度良い深さ。
けど、野湯というものは時期によって入り易いポイントが変わるって事をつくづく感じた。
(060121)
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