湯の網温泉

 鹿の湯松屋(旅館)

 北茨城市内、太平洋沿いの国道6号線から県道154号線に入る。
 約3q進んだ所の長閑な集落内に、他の民家と変わらない位ひっそりと佇む”鹿の湯松屋”はある。
 
 中に入ると女将さんがすぐに来てくれた。
 入浴料は690円で、8:00〜20:00利用可能。
 
 同館の浴槽は一つのみ、中の客の性別に合わせて「男湯」「女湯」を札を脱衣場入口に掛ける仕組み。
 浴槽内は壁にタイル画、その上にはカトリックの礼拝堂を彷彿させるステンドグラス。
 
 更に浴槽はポリバスってのがマニア心をくすぐる。
 泉質は含鉄(U)-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉。
 鉄分を多く含む為、お湯は非常に真っ赤。
 加温・加水はあれど循環一切無しのかけ流し。
 味は鉄錆味、匂いは鉄錆臭と僅かな臭素臭?と言った所か?
 これに対抗出来る赤いお湯は私の思い付く限りは有馬温泉の”上大坊”のお湯位である。
 (161108)

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