叫沢温泉

 叫沢温泉(野湯)

 玉川温泉の少し北側、国道341号線沿い(東側)に突如こんな看板が現れる。
 
 有毒ガスの為立入禁止と書かれている。過去に死亡事故もあったらしい。
 だからこのページをお読みの皆様はくれぐれも私のマネはしない事をお薦めする。

 「じゃあ、オマエはいいのか?」というツッコミはこの際無視して、看板の右側から叫沢の北側を沢と並行して延びている獣道を進む。
 この時は雨は上がっていたが、直前まで降っていたらしく草木はずぶ濡れである。
 当然そこを藪こぎするわけだから衣服もすぐにずぶ濡れになる。
 「もう、エエわ〜。引返そうか・・・。」と思いつつも体は勝手に前へ前へと進んでいく。
 これはもう”温泉に対する執着心”という潜在意識が強く働いているとしか考えられないと、冷静に自己分析してみたりする。

 「もうヤダ〜。」と思っていた所で藪が終わる。右手の沢を見ると流れる水が白濁している。
 早速沢に降りてみるが水はまだ冷たい。
 仕方ないの更に沢を登る。

 しかし、次第にお湯が温かくなっていく。
 噴煙の立ち込める100m程手前でお湯の流れは切れていた。
 折角ガスマスク持っていたのでもっと噴煙に近付く手もあっただろうが、もうその気無し。
 
 38℃という適温の湯溜まりを見つけ早速入湯。
 
 浅めだが寝転びながら入るには丁度いいお湯。
 思わずこのままウトウトとしかけてしまった。
 (050820)

 前のページに戻る