崖の湯(奥鬼怒湯沢野湯群)

 崖の湯(野湯)

 蟹沢の湯からすぐの所にお湯が流れ落ちている沢がある。
 道で服も靴も脱いで崖を登って行く。
 まるで野人の心境だが、裸足で瓦礫を登るのは痛くて辛い。

 一番上まで登ったが、湯口のお湯は熱すぎる。
 
 そこで仕方なく、もう少し戻って丁度いい湯温の所を探す。

 しかし、チョロチョロとしかお湯の流れない沢に浸かるという事は困難。
 
 尻だけお湯に浸けて、後はタオルにお湯を染み込ませそれを絞って体全体に掛けるという方法を行った。
 これでも故・美坂哲男氏が名付けた”絞り掛け”なる入浴方法の一種である。
 (050630)

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