大滝温泉(河津温泉郷)

 天城荘(旅館)

 今回も例によって何処かへ行こうと思っていた前日金曜の朝、父親と甥(弟の長男:因みに弟は体調不良と仕事の為欠席)が「一度自分達も連れて行って欲しい。」と言って来た。
 そこで一日掛けて「自分がまだ一度も行っていない所でかつ父親も甥も満足してくれそうな所」を考えてみた。(だからと言って仕事中は仕事に集中していましたよ、念の為言っておきますが(^^;)。)

 とりあえず、雨から逃れる為東に向かう事にした。候補は長野と静岡だが父親が「伊豆の方に行ってみたい。」と言ってきたので東名を東に走ることにした。
 伊豆半島には海岸沿いにも行ってみたい所は多くあるが、海を見ると甥は絶対「泳ぎたい。」というであろう。しかしそれでは、私は構わないが60過ぎの父親にはキツい。そこで山中にあって、広々としていて、海パン着用の為水泳気分で温泉を楽しめる所というと、見事に当てはまった所が大滝温泉天城荘。
 国道414号線の河津ループ橋を降りた所で温泉地への側道に入る。
 ここは旅館天城荘の施設だが、立ち寄りの際はこちらの入り口から入る。
 
 入り口を降りた所に受付と脱衣場がある。
 料金は1000円、営業時間は9〜17時である。
 海パン着用だが、持参しなくとも500円で借りることが出来る。

 案内に従い谷底に降りていく。途中この様な洞窟風呂がある。
 
 そこそこの大きさで中は真っ暗に近い。

 更に谷底の大滝の傍まで降りる。
 雨上がりの為、水の勢いが物凄い。
 
 奥に見えるのが金鉱山跡を利用した穴風呂。入り口は狭いが、奥行き30mはある巨大なもの。湯気の為中が巧く撮影出来なかったのが残念である。中を知りたい人は直接行ってみる方がいいでしょう(^^)。

 穴風呂を出て川沿いを下流方向に進むと河原の湯が5つ存在する。
 そのうちの一つは内湯。
 
 残り4つは露天の岩風呂である。
 
 それぞれ温度が違う。
 
 今度は河原から上に登る。
 すると中腹に五右衛門風呂がある。
 全部で七滝に因んだ違う名前の七つの釜風呂があるが、入るとどれも一緒である(^^;)。
 

 更にその上に案内に従うと最後になる。露天が3箇所存在する。
 
 大滝の水しぶきで最初は寒いくらいであったが、幾つもの風呂に入ったお陰で体はすっかり温まった。
 父親と甥もすっかり満足してくれて、本当に連れて来て良かったと思った(^^)。
 何事も独り占めは良くない。「受け取るよりは与える方が幸いである(新約聖書より)」とはよく言ったものだ。
 
 (020714)

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