塩ヶ平温泉

 まめなかセンター(日帰り施設)

 現在の島根県はかつての律令国で言うなら、出雲国・石見国・隠岐国を併せた地域にほぼ相当する。
 このうち、出雲国と石見国のかつての国境は三瓶山付近だそうである。
 この三瓶山周辺は島根県、基い中国地方でも屈指のディープな温泉が満喫出来ることである。
 私は以前から大変お世話になっているこちらのご夫妻のお蔭でこう言った温泉はほぼ制覇したかと思っていた。

 しかし、私はまだまだツメが甘かった・・・と痛感させられた場所が、今回先述のご主人に案内して戴いた、”まめなかセンター”。
 
 国道54号線沿いにある地元のコミュニティセンター的な存在の施設。
 入浴料は300円で、12:00〜20:00の営業。
 
 こちらのお湯はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。
 
 ↑ご覧の通り見事な赤褐色の湯。
 源泉温度21.2℃という事で、加温はされているが、循環・加水は一切無しの100%かけ流し。
 湯口のお湯を試飲すると、明確な塩味+炭酸系の清涼感のある味がする。

 更に浴槽付近の床は析出物で形成された見事な千枚田状態。
 
 私は個性の強いお湯を好む傾向があるので、ここの様なお湯に浸かれると感激もひとしおである。
 (160102)

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