真賀温泉(湯原温泉郷)

 真賀温泉館(共同浴場)

 米子道湯原ICから国道313号線を南下すると、山間部の渓流沿いに小さな温泉街が現れる。
 ここが湯原温泉郷の最南端の真賀温泉。
 
 入口付近の駐車場で車を停め、階段を上っていく。

 階段を登って左手に、”真賀温泉館”はある。
 
 鄙びた雰囲気の味のある建物。
 営業時間は7〜22時である。

 浴室は男女別の内湯(150円)、混浴の幕湯(250円)、貸し切り風呂がある。
 お湯(アルカリ性単純泉)はどれも一緒だが、折角だから幕湯に入った。
 この幕湯というのは、昔殿様が家紋付きの暖簾を掛けて貸し切りにして入ったという由来から付いたネーミング。
 今でも遠方からの観光客用として地元の方々はこちらに入るのを遠慮するらしい。(だからこそマナーは守りましょう。)
 
 中は薄暗くいい雰囲気。湯船の中央付近は1m以上もあり、底からお湯が自然湧出している。因みにここのお湯は飲泉可能。
 少しぬるめのぬめりのあるやさしいお湯は入っていてとても心地良い。

 あと、受付の番頭さんらしきおじいさんがとても感じのいい方。
 「遠路はるばる来て下さり本当にありがとうございました。どうぞお気を付けてお帰り下さいませ。」と何度も繰り返し、非常にご丁寧にぺこぺこと頭を下げて下さる。何だかとても心癒される。
 
(030608)

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