鍋山野湯群

 黒湯(野湯)

 明礬温泉の入口付近に温泉街の案内地図があり、そこに書かれてある”鍋山”という地名を目指す。
 温泉街を外れ、山道はやがて未舗装の悪路となる。
 1キロほど進むと行き止まりになり、ここで車を停める。
 
 この奥へは徒歩で小川の淵を遡っていくことになる。

 500m程進むと水は枯れ大地が現れる。
 その大地の一番左側に鍋山の湯は存在する。
 
 大小の岩で造った湯船が二つ。
 
 上の湯船には2本のホースで源泉と小川から引き込んでいる水がそれぞれ注がれている。

 湯船に手を入れてみたが、熱すぎてとても入れる状態ではない。
 
 そこで、源泉のホースを外し(もちろん上がった後は元に戻し)、水だけを注いで覚まし5〜10分経ってようやく入れる温度まで下げられた。

 お湯は硫黄泉らしいが、やや黒ずんだ色をしている。もちろん掛け流しの良質のお湯。
 
 眺めも良く、車でなかったらここで一杯やるのは最高であろう。
 (030429)

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