荒湯地獄

 荒湯地獄(野湯)

 鬼首温泉郷から鬼首山麓高原道路を使って水神峠を目指す。
 水神峠で道路が二股に分かれており、左側の道を進む。(右側に進むと地熱発電所に着く。)
 峠から更に少し進むと左手に広大な荒涼とした地獄地帯が現れる。
 
 キャンプをしているらしき車が数台停まっている。

 直進し、小高い丘を越えると盆地の様になっており、あちらこちらから熱湯が噴出している。
 
 非常に高温のお湯。流石の私にもこれに入るのは無理。

 これらの噴出したお湯の一部は進行方向右手のガレ場へと流れている。
 そこで私も右に曲がりガレ場を降りることにする。
 
 途中でお湯の流れが途絶え、一瞬不安になるが、更に下ると再び熱湯が噴出し下へと流れ落ちている。

 ガレ場を折りきって、小さな沢と合流する手前に誰かが造ったと思われる湯船が二つ。
 
 お湯は実測44℃とちょっと熱めだが、入れない熱さではない。

 早速入湯する。
 酸性が強いのかピリピリするお湯。味も酸っぱい。
 
 これで済んだら言う事無いのだが、ここにもまたしてもアブの大群が。
 (何だか今回は特にアブに襲われっ放しだった。)
 すぐ傍ではキャンプの客が上半身裸でいるのにアブどもはナゼか俺にばかり攻撃してきやがる。
 しかも、男の大事な所(竿でなくて袋ね)まで刺しやがって〜(>_<)。
 痒い股間をボリボリ掻きながらガレ場登っていったんだぞ。
 流石の私もこの後、折角盟友U氏が道順教えてくれた片山地獄に行く精気が無くなってしまった。
 (050821)

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