川内高城温泉

 双葉旅館(旅館)

 東シナ海から3キロ程しか離れていない事を忘れてしまいそうな、山中の鄙びた湯治場というイメージ漂う渋い温泉地”川内高城温泉”。
 今回は温泉街の一番東にあり、一番歴史のある”双葉屋”&”双葉旅館”を訪ねた。
 ”双葉屋”と”双葉旅館”は県道を挟んで向かい合わせに建っている。
 ”双葉屋”の方に女将さんがいらっしゃったので、入浴したい旨を伝えた。
 すると、「本館(双葉屋)と別館(双葉旅館)の浴室を見ていただいて、好きな方にお入り下さい。別館の方は西郷隆盛も入った浴室です。」と案内して下さった。
 それで私は浴室の雰囲気も気に入って、西郷さんの入った別館の方に入る事にした。
 
 ↑こちらが”双葉旅館(別館)”。
 入浴料は本館・別館いずれも250円。6:00〜21:00利用可能。

 こちらが別館の浴室。渋〜い雰囲気。
 
 プ〜ンと漂うタマゴ臭が実に良い。
 泉質はpH9.29のアルカリ性硫黄泉。非加熱のかけ流しである。
 ツルツルの浴感、タマゴ味(飲泉可)も良し。

 因みに、この温泉街の宿は昔は一軒毎に自家源泉を持っていたそうだが、諸事情により現在は温泉街全体で共同管理のお湯を使用しているとの事。けど、それは別に構わない。私はこの温泉街とお湯が何時までも存続する事を切に願うだけである。
 (140410)

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