カムイワッカの湯滝
カムイワッカの湯滝(野湯)
野湯マニアだけでなく、温泉マニアなら誰でも一度は行きたいと思うであろう”聖地”の一つ”カムイワッカの湯滝”を訪れる機会に今回恵まれた。
知床半島は2005年世界自然遺産に登録されたが、それより少し前から現地では交通規制を行っておりマイカーでの訪問が出来なくなっている。自然保護の意味もあるであろうが、交通規制を行わなければ大渋滞が起こる事は必至であろうから、この点でも交通規制を施行したのは正解だと思う。
実際にカムイワッカまで行くにはシャトルバスを利用することになる。
乗り場はウトロ温泉の少し北、国道334号線沿いにあるここ”知床自然センター”。
ここで往復の乗車券(1180円)を購入してシャトルバスに乗る。(因みに駐車場はタダ。)
バスは大体朝8〜16時頃まで20分間隔で出ている。
ここからはバスの旅。知床五湖までは舗装されている道もこれより先はダートになる。
窓から見渡す景色が素晴らしい。知床の大自然、オホーツク海、たまにエゾジカが姿を見せる事も。
そんなこんなでバスに揺られて30分でカムイワッカの停留場に到着する。
ここからはタダの山登りでは無い。
御覧の通り沢の中に入って上に登って行くのである。
当然沢靴などそれなりの装備は必要である。
沢の水は既に温かい。この中に入って上を目指すのだが、急斜面の所もありちょっと怖い。
特に帰りの下りの方が危険、私も例外なく帰りに尻餅ついた(^^;)。
おおよそ20分程で湯滝に到着。
結構大勢の客で賑わっている。
因みにここは水着着用となっている。
もしフル●ンで入ろうものなら監視員に怒られる事必至。
更にこの上にも登ってみたい気もするが、
登ろうものならやはり監視員に止められる。(実際登ろうとして怒られていたヤツがいたぞ。)
で、お湯の方だが、温度は少しぬるめで37〜8℃くらいであろうか。長湯にはもってこいである。
更にこの緑色のお湯、噂には聞いていたが酸性度が強いらしく体にピリピリと来る。
飲むとやはり非常に酸っぱい。それだけでなく口に含んだ後歯の噛み合せがギシギシとした。恐らくこの湯飲み続けると歯がボロボロになるのではないであろうか。
あと、滝の真下に行くとしぶきを受けるが、それが少し目に入っただけで染みて来る。
いやはや、野趣に富んでいるだけでなくお湯もタダモノでない凄い所に入らせて頂く事が出来た。ひたすら神に感謝(-人-)。
あと、この素晴らしいロケーションを動画で見てみたい方は、うえっぴい大先生のサイトhttp://setsugekka.tv/onsen/を御覧あれ。
(050926)
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