赤城温泉

 御宿 総本家(旅館)

 講談や劇における上州国定忠治の名台詞「赤城の山も今宵限り、生まれ故郷の国定村や・・・」でも有名な赤城山。
 登山の名所でもあり、スキー場・キャンプ場・牧場なども存在する一大観光地でもある。
 そして南側には”赤城温泉”なる温泉地も存在するのである。

 今回は前橋市を東西に横切る国道353号線から県道16号線に入って赤城山のある方向を目指して北上と言うルートを利用。
 この県道16号線は狭隘で冬季閉鎖になる区間があるが、一大観光地に通じる道とあって意外と交通量は多い。

 そして目的地の赤城温泉の温泉街に到着。
 今回訪ねたのは”御宿 総本家”。
 
 日帰り入浴は500円で、10:00〜16:00利用可能。

 女将さんに案内して頂いて奥に有る浴室へ。中に入ると炭酸系の匂いが鼻を突いてくる。
 黄褐色の濁り湯。表面には含有成分のカルシウムの油膜。
 床は析出物で見事な千枚田状態に。
 
 源泉温度43.5℃のお湯を加水・加温・循環一切無しの完全かけ流し使用しており。
 浴槽内の湯温は40℃位と私にとっては適温。
 お湯の中には細かい茶色の湯の花も窺える。味は薄い炭酸+塩味と言った所か。
 カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉という長い泉質名の通り期待を裏切らない個性が強い濃厚なお湯であった。
 (160523)

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